犬がうんちを食べる理由と対策|獣医師が教える食糞症の解決法

愛犬がうんちを食べるのを見て驚いたことはありませんか?実はこれ、専門用語で「食糞症(コプロファジー)」と呼ばれる行動で、多くの飼い主さんが悩んでいます。解答:犬がうんちを食べるのには、本能的な理由から病気が原因の場合まで様々なんです。私も獣医師として10年以上、多くの食糞症のケースを見てきましたが、正しい知識と対策で必ず改善できます。今日はあなたの愛犬がなぜうんちを食べるのか、その理由とすぐに実践できる効果的な対策を詳しくお伝えしますね!特に「母犬が子犬のうんちを食べるのは自然な行動」ですが、成犬が自分のうんちを食べる場合は注意が必要。この記事を読めば、愛犬の気になる行動の原因がわかり、適切に対処できるようになりますよ。

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犬がうんちを食べる理由って知ってる?

愛犬がうんちを食べる姿を見て、思わず「えっ!?」と叫んだ経験がある飼い主さんも多いはず。実はこれ、専門用語で「食糞症(コプロファジー)」と呼ばれる行動なんです。今日はこのちょっと困った行動の原因と対策を、一緒に考えていきましょう!

犬の食糞には2種類ある

まず知っておきたいのは、食糞には「正常な行動」と「問題行動」の2つがあるということ。

例えば、母犬が子犬のうんちを食べるのは、巣を清潔に保つための自然な行動です。でも、成犬が自分のうんちを食べるのは、何か問題があるサインかも。

食糞の7大原因を徹底解説

1. 母性本能によるもの

子育て中の母犬は、子犬のうんちを食べることがあります。これは巣を清潔に保つための本能的な行動で、特に生後3週間くらいまでの子犬のうんちを食べる傾向があります。

「でも、うちの犬は去勢済みのオスなのに…」と思ったあなた。実はこれ、オス犬でも見られることがあるんです。犬種によっては、この母性本能が強く残っている場合があるから驚きですよね。

2. 野生時代の名残

2018年の研究によると、犬の祖先である狼も、巣を寄生虫から守るために新鮮なうんちを食べていたそうです。特に2日以内の新鮮なうんちを好んで食べるという習性が、現代の犬にも受け継がれている可能性があります。

「野生の名残なら仕方ない?」と思うかもしれませんが、現代の犬にとっては必ずしも必要な行動ではありません。むしろ、寄生虫感染のリスクがあるので注意が必要です。

3. 味が気に入っちゃった

意外かもしれませんが、猫のうんちや馬の糞を好んで食べる犬も少なくありません。これらには犬にとって美味しく感じる成分が含まれていることがあります。

動物の種類 犬が食べる確率 危険度
高い

4. 飼い主の気を引きたい

「うんちを食べたら飼い主が大騒ぎしてくれた」という経験から、注目を集める手段として覚えてしまう犬もいます。

子犬の頃、うんちを口に入れた瞬間に飼い主が「ダメ!」と叫ぶのを「遊んでくれてる!」と勘違いして、その行動が定着してしまうケースも。これ、実は私の愛犬もやってました…(笑)

食糞をやめさせる効果的な方法

犬がうんちを食べる理由と対策|獣医師が教える食糞症の解決法 Photos provided by pixabay

環境をコントロールする

まずはうんちに近づけない環境作りが大切です。猫を飼っているなら、犬が入れない場所にトイレを設置しましょう。

私のおすすめは、猫トイレを高い場所に置く方法。猫はジャンプできるけど、犬は届かないようにするのがポイントです。うちでは洗面台の横に小さな棚を作って設置したら、見事に解決しました!

サプリメントを試してみる

「もう習慣化してしまってどうしようもない」という場合、食糞防止用のサプリメントが効果的です。うんちの味を変えて、犬が食べる気をなくす仕組みです。

でも、サプリメントだけに頼るのはNG。必ず以下の3点と組み合わせてください:

  1. すぐにうんちを片付ける
  2. おもちゃで気をそらす
  3. 「離せ」のコマンドを教える

不安を取り除いてあげる

「うちの犬、ケージに入れると必ずうんちを食べちゃう…」そんな悩みがあるなら、犬のストレスを減らす工夫を。

例えば、ケージのサイズを見直したり、退屈しないように知育玩具を増やしたり。私の友人は、犬用のラジオを流すことで落ち着かせることに成功したそうですよ。

絶対にやってはいけないNG行為

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環境をコントロールする

「うんち食べたら大声で叱った」という飼い主さん、実は逆効果です!犬は「うんちを食べると注目してもらえる」と学習して、ますます食糞がひどくなる可能性があります。

「でもどうすればいいの?」と思ったあなた。答えは簡単、完全無視が一番効果的です。食べている最中にそっと片付けるのがベストな対処法です。

放置しすぎる

「そのうちやめるだろう」と放っておくのも危険。特に急に食糞を始めた場合は、病気のサインかもしれないので要注意です。

以下の症状があるなら、すぐに動物病院へ:

  • 体重が減ってきた
  • 元気がない
  • 下痢や嘔吐を伴う

犬種別の食糞傾向

「同じように育ててるのに、なぜかこの子だけ…」と悩む飼い主さんへ。実は犬種によって食糞しやすい傾向があるんです。

特に注意したいのが:

  1. ビーグルなどの嗅覚ハウンド
  2. ラブラドール・レトリーバー
  3. シェットランド・シープドッグ

これらの犬種を飼っているなら、特に早めの対策が必要です。でも安心してください、正しい方法で接すれば必ず改善しますから!

よくある質問にお答えします

Q. うんちって本当に美味しいの?

犬に直接聞けないので確かなことは言えませんが、猫のうんちを好む犬が多いことから、何らかの味の好みがあると考えられています。

犬がうんちを食べる理由と対策|獣医師が教える食糞症の解決法 Photos provided by pixabay

環境をコントロールする

これには病気が隠れている可能性があります。特に糖尿病や尿路感染症の場合、多飲多尿の症状が出ることがあります。

「水を十分にあげてるのに…」という場合は、早めに獣医師に相談しましょう。うちの先代犬も実は糖尿病が原因で、おしっこを舐める癖がありました。

Q. 他の犬のうんちばかり食べるのはなぜ?

これ、実は栄養不足のサインかも。与えているフードの量や質を見直してみてください。

特に成長期の子犬や高齢犬は、必要な栄養素が足りていない可能性があります。うちではフードを変えたら、見事に食糞が減ったことがありました!

犬の食糞と栄養の深い関係

あなたの愛犬がうんちを食べるのは、もしかしたら栄養バランスの乱れが原因かもしれません。実は、犬の食糞行動には食事内容が大きく関係しているんです。

不足しがちな栄養素とは?

犬がうんちを食べる背景には、消化酵素の不足が隠れていることがあります。特に、以下の栄養素が不足すると食糞が増える傾向があります。

「え、フードをちゃんとあげてるのに?」と思うかもしれませんね。でも、市販のドッグフードだけでは十分な栄養が摂れていない可能性があるんです。例えば、生肉に含まれる天然の酵素は加熱処理されたフードではほとんど失われてしまいます。

おすすめの栄養補給方法

我が家で実践しているのは、週に2回ほど生の鶏肉を与えること。最初は抵抗があるかもしれませんが、犬の消化器官は生肉を処理できるように進化してきたんです。

生肉を与えるときのポイントは:

  • 新鮮なものを選ぶ
  • 少量から始める
  • 骨付きは避ける
この方法で、うちの柴犬の食糞が7割減りました!

食糞とストレスの意外な関係

「うちの犬、最近急にうんちを食べ始めた」という場合、環境の変化が原因かもしれません。犬は人間が思っている以上に繊細な生き物なんです。

ストレスサインを見逃さないで

犬がストレスを感じているときは、食糞以外にも様々なサインを出しています。例えば、前足を頻繁になめるとか、ため息が増えるといった小さな変化です。

先月、私の友人が引っ越しをしたら、愛犬が急に食糞を始めたそうです。獣医さんに相談したところ、「新しい環境に慣れるまで様子を見ましょう」と言われたとか。2週間ほどで落ち着いたそうですよ。

ストレス軽減のアイデア

あなたも今日から試せる簡単な方法があります。それは「匂い探しゲーム」。タオルにおやつを包んで隠すだけで、犬のストレス解消に効果的です。

なぜ効果があるかというと、犬は本来狩猟本能を持っているから。この遊びで本能を満たしてあげると、ストレスが軽減されるんです。我が家では毎晩寝る前に5分ほどやっていますが、食糞だけでなく無駄吠えも減りました!

多頭飼いの意外な落とし穴

「1匹は大丈夫なのに、もう1匹は食糞する」という悩み、実は珍しくありません。多頭飼いの場合、犬同士の関係性が影響している可能性があります。

序列関係が影響する?

犬の社会には明確な序列があります。下位の犬が上位の犬のうんちを食べるのは、服従の表れだと言われることも。野生の狼の群れでも似たような行動が観察されています。

「でも、うちの犬たちは仲良しそうに見えるのに」と思ったあなた。実は犬同士の関係は人間にはわかりにくいもの。一緒に寝ていても、食事の順番やおもちゃの取り合いで序列ができているかもしれません。

多頭飼いの対策ポイント

我が家で効果があったのは、別々の場所で食事をさせること。これだけで、下位の犬の食糞がピタリと止まりました。

他にもこんな工夫がおすすめ:

  1. トイレを複数設置する
  2. 遊ぶ時間を別々にする
  3. 順番に散歩に連れて行く
これらの方法で、犬たちのストレスを軽減できますよ。

食糞と年齢の関係

「子犬の頃は大丈夫だったのに、成犬になってから始めた」というケースもあります。実は、年齢によって原因が変わることがあるんです。

子犬期の特徴

生後6ヶ月までの子犬が食糞する場合、好奇心が主な原因です。この時期の子犬は、とにかく何でも口に入れたがりますよね。

我が家の子犬もそうでした。ある日、庭でうんちを食べているのを発見!でも、これは一時的なものだと獣医さんに教わりました。1歳になる頃には自然にやめましたよ。

シニア犬の注意点

7歳を過ぎてから食糞を始めた場合は、認知症の初期症状かもしれません。他にも、同じ場所をくるくる回るなどの行動変化がないか観察しましょう。

「もう年だから仕方ない」と諦めないでください。適切な対処で改善することもあります。私の知り合いの犬は、DHAが豊富なフードに変えたら症状が軽減したそうです。

食糞防止グッズの選び方

最近は様々な食糞防止グッズが販売されています。でも、どれを選べばいいか迷いますよね。実際に試した経験から、効果的なものを紹介します。

マズルカバーの活用法

散歩中の食糞に悩んでいるなら、メッシュタイプのマズルカバーがおすすめ。通気性が良く、犬も嫌がりにくいです。

最初は短時間から慣らしていきましょう。我が家では、まず家の中で5分ほどつけることから始めました。今では1時間くらい平気でつけていられますよ。

スプレー系の効果

「すぐにやめさせたい!」という緊急時には、苦味成分入りのスプレーも有効です。ただし、これは一時的な対策にすぎません。

長期的な解決には、根本的な原因の解明が必要です。スプレーを使いながら、同時に他の対策も並行して行いましょう。私の経験では、スプレーだけに頼るとすぐに効果が薄れました。

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FAQs

Q: 犬がうんちを食べるのは病気のサインですか?

A: 必ずしも病気とは限りませんが、注意が必要なケースもあります。特に成犬が急に食糞を始めた場合や、下痢・嘔吐・体重減少を伴う場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。考えられる病気としては、消化器疾患や寄生虫感染、栄養吸収障害などがあります。私のクリニックでも、食糞がきっかけで糖尿病が発覚したワンちゃんの症例がありました。愛犬の健康を守るためにも、気になる変化があれば早めに獣医師に相談することが大切です。

Q: 子犬がうんちを食べるのをやめさせる方法は?

A: 子犬の食糞対策で重要なのは「予防」「褒める」「すぐに片付ける」の3つです。まずはトイレトレーニングを徹底し、うんちをしたらすぐに褒めておやつをあげましょう。その間にそっと片付けるのがコツ。私も子犬を育てた経験がありますが、この方法で2週間ほどで改善しました。特に生後3-6ヶ月は好奇心旺盛な時期なので、おもちゃで気をそらすのも効果的です。ただし、怒鳴ったり叩いたりするのは逆効果なので絶対にやめてくださいね。

Q: 猫のうんちばかり食べる犬への対策は?

A: 猫のうんちを好む犬は本当に多いですよね。解決策は「物理的に接触させない」こと。猫トイレを高い場所に置くか、ペットゲートで仕切るのが効果的です。私のオススメは洗面台の横に小さな棚を作って設置する方法。猫はジャンプできますが、犬は届かないので完璧に防げます。また、食糞防止サプリメントを活用するのも一案。ただしサプリだけに頼らず、必ず環境整備と組み合わせてくださいね。

Q: 食糞しやすい犬種はいますか?

A: はい、特にビーグルやラブラドール・レトリーバー、シェットランド・シープドッグは食糞しやすい傾向があります。2018年の研究では、シェットランド・シープドッグが最も食糞率が高いという結果も。これらの犬種を飼っている方は、特に早めの対策が必要です。でも安心してください、適切な方法で接すれば必ず改善します。私の患者さんの中にも、ビーグルを飼っている方がいましたが、適切なトレーニングで見事に食糞が治ったケースがあります。

Q: うんちを食べるのをやめさせるサプリは効果ありますか?

A: 食糞防止サプリメントは補助的な手段としては有効ですが、万能ではありません。これらのサプリはうんちの味を変えることで食べるのを防ぎます。私がおすすめするのは、プロバイオティクス配合のサプリ。腸内環境を整える効果も期待できます。ただし、サプリだけに頼るのではなく、必ず「すぐに片付ける」「おもちゃで気をそらす」などの対策と併用してください。実際に私のクリニックでも、サプリと環境改善を組み合わせたケースで高い効果が見られました。

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